図書館!おかしいって!

最寄のM黒区区民図書館のラインナップがおかしい。

最近良く行くのだが、あまりテンションが上がらず帰ってくることが多いので何故か考えてみたら、

  • 品揃えがマニアックすぎる

ということが分かった。まぁずっと図書館業界で働いていればちょっと外して通ぶりたいのもよく分かるのですが、普通にノンタンとか、「ぐりとぐら」とか、せなけいことか読みたいのーーー! 

あるのはアニメを最悪に劣化させ書籍化した絵本、「大塚愛物語」、重く暗い外国の絵本……みたいな……。

著者の親戚などのリクエストが殺到しているパワースポット的図書館なのか?と思いつつ、その中でも当たりが引けるとすごく嬉しいのだが、貴重な時間を無駄にしている気もする難しい図書館です。

図書館は公共性も大事だが、やはり識者がセレクトするという面も大事なんですよね。小規模だが臨川こどもの図書館はラインナップが秀逸で。また一番バランスがいいのが、子育て支援センター内の100冊有るか無いか規模の貸し借りができる絵本コーナー。数の制限がある、というのもやはり大事なようです。

そんなこんなで最近よかった絵本を紹介します。

ハロウィーンのおばけ屋敷

ハロウィーンのおばけ屋敷

そんななか最近の息子が頑張って探した図書館のヒット作。
英文和訳の懐かしいぎこちなさの中に、おばけ屋敷というよりはゴミ御殿の恐ろしさを痛感する一冊。うちの息子はこの本で汚い部屋=おばけがでるという紐付けができたようです。そこそこ数の勉強にもなります

  • そらまめくんのベッド

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

なんだかんだ名作が売れ続ける絵本業界ですが、やはり新しい才能も発掘して行きたい。果敢に攻めるもののだいたい外れます。しかしこれはあたった。もはや名作の仲間入りですが、色鉛筆の色彩が優しい一冊。

  • はじめてであうすうがくの絵本

はじめてであうすうがくの絵本セット 全3巻

はじめてであうすうがくの絵本セット 全3巻

これはナイス頂き物です。私が読んでかなり面白い。日本人1億3000万人中、3億人くらいが「俺は(私は)小学校までは(中学までは)数学得意だったんだよなー」とか言ってると思いますが、そういう人もこれを愛読してたらきっと高校まで数学が嫌いにならなかったんじゃないかと思います。数学的なものと文学的情緒が見事に融合しています。世の中の全ては数学で説明がつくというロマンティックな言葉を(けっ、と思わずに)素直に味わえる3冊。