NHK教育と有名人

昨日、「いないいないばあ!」のぐるぐるどかーんの時、「はいはいだよー」のくだりでカメラが切り替わった瞬間、はいはいしてるわんわんに子供がパンチをぼっこぼこに食らわせている絵が一瞬映ったよ……。


NHK教育に出演する有名人は、NHK総合に出るよりも、自分のキャラと「教育だから……」という自意識の狭間での身の処し方に戸惑っているような気がする。

迎合型

  1. 子供に迎合するハリセンボンのふたり。
  2. 子供に迎合する安田大サーカスのさんにん。

……「天才テレビくん」はNHKウォッチャー的にはがっかりさせられる方向性の番組である。小生意気なこどもらの姿を見る苦痛。「うごうごルーガ」の子供番組の枠を越えた革新性に追従しようとしているならまったくそれは別ベクトルで、宇宙の膨張するスピードで離れているよ!と伝えたい。そもそも初代MCが学級王山崎だから全然無し。それは今でいうエドはるみなんかの物まねを得意げにするタイプのこども、おしゃれ魔女にハマって大人っぽいファッションの模倣をする女児らの不快感と似ている。

  1. シチュエーションに迎合するピエール瀧

……この人に限ってはひょっとして、あのはにかむような、照れているようなぎこちなさ自体が本質という可能性もあるので迎合とはいえないかもしれない。ただ、映るたび「顔でけえ〜」としか感想を持てないのは本当にごめんなさい。

超本気型

  1. 子供相手に超本気になるケイン・コスギ
  2. 子供相手に超本気になる松岡修造。

……この人達はしょうがないけれども、だけれども、楽しいボール遊びなのにいつのまにかしごきになってる恐怖感。

ただのネタ見せ

  1. 人形相手に「これ、受けるかどうかギリギリだけどちょっとやってみていい?」ってネタの練習をするグッチ裕三

……これはどこかのどなたかのコラムで読んだ気がしますが、非常に「ハッチぽっちステーション」のときは顕著でした。料理キャラを確立する前のグッチは、「物まねと音楽性(とダジャレ)を融合した出オチに近い一発芸」を試行錯誤していて、子供向け番組なんてコンセプトより、人形と一緒に面白い番組作りを心がけるより、芸能界でのサバイブに血道を上げていた。今や総合の方で、「きょうの料理」や「きよしとこの夜」でみごと料理キャラとして安定した仕事をゲットした裕三。裕三にとっての「ハッチぽっちステーション」は単なる踏み台だったの? あの日々は無駄でなかったと一言言ってほしい。