スタイリストって

最近お友達になった、スタイリストのH氏(女性)。
ソニアさんと同年代で、熊谷氏より先輩ということで、スタイリスト華やかなりし頃の年代である。
もともと、スタイリストという仕事は胡散臭いのではないかと思ってた。
「タレントと馴れ合って適当に服を持っている人」な。

でH氏にもそんなノリで仕事を頼もうとしたんです。最初は。

んで、怒られた。

ただ、服を集めるだけじゃないんです。

ってことらしい。

(当たり前のことだけど)撮影の現場は、カメラマン、編集、被写体(人、物問わず)が同じテンションを持った雰囲気を作ることが肝心なのだ。

その最良の状態を作るためには具体的になにかとか言えない。

わたしも全然わからない。(よく失敗します)

H氏は数少ないしごくまっとうなクリエイターだと思う。
でも、よく編集部と喧嘩してる。
スタイリストとして優秀だから、許されることである。(許されてないときもある)

もちろん金勘定とか、読者に媚びることも編集者として必要なことだと思っているのだか、「まいっか」と手を抜きそうなときにH氏に一喝されると反省するのだ。

年は大分離れているし、好きな服のブランドはと聞かれても、「こだわりないっす」と答えるわたしだけど、いい感じに自然体ですごせる「友達」のような気がする。

と考えた上で、祐真さんとか野口強の本気作品を見るとそれだけのことはあると気付かされるのだ。スタイリストはなんぞや。

いやなんとなく、そういうことなんだなあ。