テレビCMがウェブウェブ言って

最近やけに、いみわかんない映像の後
「続きはウェブで!」
「ウェブ見てね」
っていうCM多くないですか??

てゆーか1回で完結するもの作れよ! 説明しろよ!
という想いをよそに増殖中。

98年くらいのCMっぽさも彷彿とする気もしますが、
たぶんD通の「ウェブ広告は見過ごせないムーブメント」みたいな社内啓蒙の後に起こった
D通なりのテレビとウェブの融合のありかたに違いあるまい。

「一見なんのCMか分からないことで、興味を引きつけておくのがミソです。そしたらウェブ見る人増えますよ。ウェブは、ユーザー参加型だし、かつ限られた時間で説明を余儀なくさせるテレビCMとちがってほにゃららら」

みたいなプレゼンをしたんだろーな……と思わせるもの(ぱっと見クリエーターは有名どころを使っているあたりもなんか、提案そのまま受け入れちゃったような雰囲気)が多し。

なんかその、「気になるでしょ?」的な自分の思うつぼにしたい的な姿を思い浮かべると、
絶対アクセスなんてしてやらない、と思うんだが、一瞬あるCMに「地底人は誰だろう……いつものあの人と思わせといておぎとかやはぎとかメガネタレントぶつけて来てるに間違いない」とか思ってアクセスしてみたらやっぱりいつものあの人だし、本当、何なんですか!?嘘、おおげさ、紛らわしい!


不条理CMは、それなりに、「へんなCM」ってお茶の間の不評を買うのを覚悟で15秒なら15秒なりの世界で、それを「当たる」と信じている人たちがいちかばちかの勝負して来た訳だし、それを安易にウェブに誘導して詳しい情報を……てのは、ある意味仕事放棄に近い開き直りのようにも思える。

そのせいで、どれもインパクトに欠ける、ああ面白いもう一回見たいというCMになっていない気がする。