利休〜利休〜

国立博物館の「対決〜巨匠たちの日本美術」に行ってきました。
東京国立博物館

ここ数日、田舎のヤンキー感に考えが引きずられっぱなしの私ですが、利休と秀吉について考えてた。

「天下統一してやるぜえ〜」(ヤンキー的意味と戦国武将的意味)って感じでとにかく派手であればいい、ブランドものはわかりやすくびとんのモノグラムとか、金のネックレスとか、背中に刺繍の入ったスカジャンとかジャージーとか髪の色も出来る限り金みたいなヤンキーが、ある日利休に出会っちゃう。

一見ぼろぼろのジーンズにポロシャツとか着てるいけすかない男な訳ですよ。
「え、そのジーンズ300両もすんの!?」的驚きに対して、
「いやさーやっぱ古着っしょ。ジーンズとすにーかーは定番もののmade in USAでキマリ」みたいな価値観の転換を見せつけられて
物珍しさも手伝って「利休〜利休〜」ってすっかりお気に入り。言われるままに高額商品を買ったりしてんの。
利休の方も慕われて悪い気はしないし武将ぱわーでレアものゲットできるし楽しく過ごしていたんだけど、ある日秀吉の耳に利休が「秀吉のことをいつまでたっても成金趣味が抜けないダサイ田舎者」と言ってたよ的なことを吹き込まれて「ぶっ殺す!」(本来の意味で)と激怒し……。

まあそんな感じで、わたし的どっちが勝ったかジャッジしたいと思います。

  • 運慶対快慶

快慶の勝ちー。わたしあれだから。繊細で優美な作風の方が好きだから。

雪舟の勝ちー。やっぱねー。雪村はおおっと目を引くトリッキーな感じがいいっちゃいいんだけど、普遍性というか力強さみたいな美しさが雪舟にはあったね。あとねー、涙を使って足の指でねずみを書いた人には色々敵わないと思うの。

等伯の勝ち!永徳はなんともヤンキー好みでちょっと…派手すぎるっていうか……。

  • 長次郎対光悦。

茶器に限って言えば長次郎の勝ち!節制があって、何者でもない美を追求してるから。アノニマス的だから。まあ好みですこれは。

まー、引き分けかなー。

  • 仁清対乾山。

乾山かなー。

円空の勝ち〜!木喰はちょっとデロリすぎ〜。

若冲蕭白もすごかったんだけど、ちょっとぶっとびすぎてついていけなかったゴメン。若冲宮内庁の三の丸なんとかにある鶏のと、点描の石灯籠っていうかなり大物がでてたからねー。作品のチョイス的に蕭白は分が悪かったかもね。

  • 大雅対蕪村。

あーこれ覚えてない。なんか両方似てたじゃん?

  • 応挙対芦雪。

うーん。虎の絵のインパクトだけで言えば芦雪で!

歌麿の勝ちー!漫画とかでも癖がある絵はちょっとニガテだから!

  • 大観対鉄舟。

なんでこのふたりが対決しなければならないのかそもそも不明。

http://www.diam.co.jp/special/kokka/index.html

どんな感じか知りたくていけそうもない人は↑こちらのサイトをどうぞー!