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何回か社長の出口さんのお話を見聞きしまして、知れは知るほど分かってきまして、結果これは頑張ってもらわないと！（自分たちのために）思わされました。

いや、もちろん私も頭の固いおっさんと同様「新しい会社だしネットだしつぶれたら大変」とかも思ってたんですけど、もう完全に保険業界自体がセイフティーネット用意されていて「潰れてもこっちは損しない」という構造なんですね。

なので、同じものを買うなら安いほうがいいじゃない、という分かりきった話な上、今後ネットでものを買う世代が増え続けるのも自明の理なので、会社が大きくならざるを得ない。そして免許がいるのでむやみやたらに新規参入できない。

そのままほっといても勝手にお客さんは集まるビジネスですよ。

「ハトでもちきりんでも」……とおっしゃってますが、本当、すでに単純に商品がいいんだから、ある意味ではネットでネタでも炎上でもなんでもさせて知名度だけ上げていけばいいんですよね。

もちろんそういう視点でもどんどん周知を増やしていけばいいんですけど、出口社長はそれと同時に「ライフネットの理念をきちんと面と向かって説明する」という地道な部分もとっても大事にしていらっしゃる感じがします。

一人で面と向かって興味を持ってくれている人に説明するのはとってもコストがかかることです。

それもわかってらっしゃってなお、それを大事にしている。

まあそれが全てライフネットがライフネットである理由な気がします。

最初、熱い理想や哲学を掲げていてそれ故に潰れないか怪しげ、と思って、それからビジネスモデルが周到に考えられていることを知ってビックリ。さらにその上で理念を語ろうとする出口社長にビックリ。金儲けも理想もどっちかだけに走られると大変ですが、両方しっかりしていて良いなぁと思いました。

なかなかできないことですよね。