山登りでびゅぅ
私、好きな地面第一位アスファルトで、第二位コンクリートで、越えられない壁の最下位が山の地面なんですよね。
ものすごい田舎育ちなのになぜこうなったか分からないんですが、土を踏めないって言うか……校庭くらい乾いてればOKなんですが、山のわけ分からん湿り気とか落ち葉とか葉っぱとか混ざった地面を歩くと、おえってなるんです。本当、幼稚園か小学校低学年の頃はまじんこ吐き気が止まらなかったです。
なので四方八方を2000メートル級に囲まれた場所に住んでいながら、どっちかっていうと興味があんのはイトーヨーカドーとか……で上京しちゃったんですけど……。
最近ちょっとだけ自然に興味が出てきたので、こないだ実家に帰ったときに父にどこ行きたい?ときかれたんで「白馬」って答えたんです。あたしの中では、乾いた平地を景色見ながら歩くみたいな感じだったんですけど、
気づいたら登山してました。
殺す気か!
そんなもんだから、格好もぴちぴちジーンズにかろうじてウィンブレ着て……までは許されるとして荷物はポシェット……。道行く登山姿の人たちに、頭の悪い女と思われつつ辛い山道を登るという最悪の状態に。
久しぶりに妹と会話を楽しもうとしてたんですが、息あがっちゃって
「……ごめんちょっとこれから無言でいい?」とか聞いて「別に無理しなくていいし……」とか冷たい返しをされたりして……おねえちゃん悲しい……。
あと蛇とか沢とかいろんなことがありながら登っていたら、なんだか楽しい。
というか景色が絵みたいにきれいなんですよ!
空気もきれいで。なんつうかジムみたいに無目的に体を動かすんじゃなくてご褒美待ってる的な。
結果的に難易度もそこそこでへばることなく白馬尻に付きました。
そこでいただいたうどんがまじ美味しかった!
大雪渓を見ながらうどんガン食い。
もうあそこならなんでも美味いね。
しかし下山の途中、やはり自然嫌いには荒療治だったのか、一度やまぶどうの葉っぱの裏表にびっしり毛虫が付いているのを見てしまい、なんか全て気持ち悪くなって「自然もうイラネ」とパニック起こしつつ帰ったので(足も震えた)やりすぎは禁物。
ただこれは息子が5歳くらいになったら是非挑戦させたい。
結構異世界の経験なので面白いし、山道をどういう手順で登ったら効率がいいかというシミュレーションにもなるし、天候などの急激な変化があったり行方不明になった方の貼り紙など(とても悲しかった)都会と比べてよりぷりみてぃぶなかんじで生死について考えられる。
有酸素運動で装備をそろえたらほぼ無料で楽しめる趣味でありかなりいいと思う。
おっさんになっても続けたい趣味が出来たと思いました!
ちなみに筋肉痛はケツだけで済みました!
あ、ちなみにこれはトリカブトなので、夫がうざくなったら採取しに来ます!