福山龍馬と少女漫画

わたし人並みに坂本龍馬好きですよ。
なので龍馬伝も楽しく拝見しています。

しかし福山龍馬は見れば見るほどぴったりな気がしてます。
最初はイケメン採用にもほどがあるよなぁ〜と思ったけど、コンプレックスだらけの弥太郎さんの前で無邪気にイケメソとして存在できるのは福山龍馬しかない!


弥太郎は後世龍馬さんのことを「あんなやつ嫌いだったキィィ」って言ってたらしいけど、龍馬伝を見る限りそう思っても仕方ない。

福山龍馬は裕福な下士ということでさしずめ現代ジャパンでは高給取りサラリーマンの娘といったところであろう。この属性、段違いのセレブ育ちではないという点で逆になかなか厄介。

弥太郎は飲んだくれのオヤジを持つ貧乏な女子チーコ(「ルナティック雑技団」より)。


福山龍馬は弥太郎のことを差別することなくお友達だと思ってるんだけど、それがかえってムカつく弥太郎。

ある日、福山がカワイイバッグを買ってもらってクラスで人気者に。「……かわいいわね」と話しかける弥太郎。無邪気に「弥太郎ちゃんも絶対にあうよ〜 そんなに高くないからお父さんに言って買ってもらっておそろいにしようよ〜」とか言っちゃって弥太郎は顔も可愛くて小金持ち、勉強も運動もそこそこできて皆の人気者なんて私の人生に喧嘩を売ってるの!?状態。

龍馬伝を女子界に置き換えるとそんな感じなんだけど、その誰にも好かれる明るいイケメソ…を演じられるのは福山さんしかいないきに!


しかしうっかりすると現実感のなさから土曜9時のドラマ感…がでてしまうんだろうけど、そういう意味で前回はがっかりでした。

そもそもまた広末さんがおいしい…というのがまた…本当に広末さんは、カワイイですけど認めますけど、役に恵まれすぎです。「ラストサムライ」は小雪にしかできなかったけど「おくりびと」はある意味西田尚美とかでいいじゃない。なんかこう時代に愛されてる感が妬ましいです。

まあそんなこんなで加尾という物語上の設定は設定でいいんですけど、別に無理して実らなかった一途な恋愛みたいな場面はいらなかったです。

最後の別れのシーンは完全に土曜八時の絵でした。

と思ったらはてダにて納得感満載の記事が!

http://d.hatena.ne.jp/ceemaa/20100222/1266794771

やっぱお茶の間に迎合してたのね〜。加尾メソッド発案した人は偉い。偉いけど、せっかく福山さんのあの沢山いいもの持ってるけど憎めないイケメンという良さを活かして、「加尾チャンもいいけど、さなちゃんはもっとかわいいなぁ〜」とお姉さんに手紙を書いたり、「待っててくれ!」といってさっさと他人と結婚したり、不思議ちゃんおりょうさんとラブラブ新婚旅行をしたり、誰にでも愛情を振りまきどのときも本気、結局みんな振り回しちゃうんだけど不思議と憎まれないイケメン龍馬の表現にチャレンジしてほしかった。