寂聴じゃなくて若冲

今日は午前滝のように雨。

出版界に従事するものとして褒められたことではないが、読んでしまって保管する場所がない本を売り払う。結構な金額。雨だから、昨日買った文庫本(読み直し。新装丁で上中下3つに別れていた。)を読み終って、読み終ったけど、物語が完結しないのでよく見てみたら、上下巻がそれぞれ上中下巻になっていた。つまり前半だけしか買ってなかった。


feqaoetun0!!!!!!この講談社文庫!うらみはらさでおくものか!ともうすぐさま本屋に。雨も上がって、キラキラしている午後。命って素晴らしい!あたしのベランダの空中庭園も生命力に満ちている。雨粒のプリズム。

おうちの窓全部を開け払って風をいれる。5月みたいに清々しい空気!本当にここは東京かしら。東京さばくかしら。布団をほし、晴れている日の読書を再開する。


若冲せんせいのブログがスタートしたみたい。プライスさんという金満家のコレクションのようね。プライスさんの語り口でエントリが展開、、フレンドリー!と思いきや、Tシャツ感覚で名画を買いあさったりしてて、「卒業記念に車を買うかわりに、、」なんてちょっと良い話ぶってるけど、その車はトヨタやスバルの軽自動車なんかじゃない感じよ。ベントレーとかロールスとかそういう類いに違いないわ。もう騙されるところだった。
http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/

若冲に関しては、その執拗なモチーフへの偏愛とか裸の大将みたいな奇人変人ぶりがとてもイケてると思うの。こないだバークコレクションでみた白梅図、夜の闇に浮かぶつぼみの白さなんだか暗い水の中の水泡なんだか、緻密な観察による自然描写が究極までイッちゃうと、夢幻の世界と近くなるという眩暈感溢れる絵画だった。世の中偏ったもんがちね。生きてる間は石投げられるかもしれないけど。

国立博物館は、谷口建築設計研究所が手がけた法隆寺宝物館のスーパークールなデザインも話題だし、是非展示中に行かなければいけない気がしてきたわ。
http://www.tnm.jp/jp/guide/map/horyujiHomotsukan.html

今度上野に行くときには、根津谷中方面もがっつり押さえていくわ。(三四郎池/本郷方面は小さい頃父親の思い出散歩道につき合わされ学生時代の武勇伝を聞かされた苦い記憶があるから行かない)