嫌われ松子の一生を見て来た!

嫌われ松子の一生を見て来た!
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しかもお昼のオシャレな六本木ヒルズで、昼間からアホなことを言う大学生カップルの会話ひとつひとつに毒つっこみをいれながら!

寂しくなんてない!優雅なしゅふなの!と心で叫ぶあたしは小さな人間です。

今日昼一人で「山頭火」で塩ラーメン食べたし……見る前から松子化。

キッチュな映像感とスピード感のおかげで湿っぽくならず考えさせちゃう感じになってて良かった思います。

いろんな意味で、「気をつけよう」って思ったの。
夢見がちで無駄な責任感が強くて服のセンスがなくてすぐテンぱる、というのがほぼ自分に当てはまる感じで……これであんまりウザいところがなくてよかった! 思いっきり「愛されない」女子に!

あと自分的にうっかりしたところは、だめDVなクドカンをセクシーと思ってしまったこと。あと映画の衣装が可愛いというところ、泡姫という言葉がキャッチーだったところのみでソープ嬢に憧れてしまったこと、劇団ひとりさんと良々さんに異性を感じてしまったところです。

クドカン>ひとり>良々>えいた>伊勢谷と世の良いオトコ格付けおかまいなしの評価でした。個人的に。

松子はなんかあまり悲壮感がなくて死ぬところまで自分にぶれがなくて意外にさっぱりしていて、逆に冒頭で「女の子は小さい頃はお姫様に憧れ実際にそういう人生を歩めると思っているけど、大人になったらそんなことはなくて運がない人は最低な人生だし、普通の人は普通の人生なんです所詮」みたいなモノローグが入るから、そゆ二時間ドラマみたいな湿った感じで終わるのかという思いを裏切ってくれてよかった。


いろんな、モテとか女の人生で語ることも出来るんだけど、多分「好きな人がいてその人のために尽くしたり、人生を誠実に精一杯生きていればどんなのだって幸せじゃないですか」というメッセージを極端な例にのせてお届けしたとも考えることが出来るのではないかな?なんて思っちゃったよ。

中谷美紀は23歳から53歳までを演じきり〜とか書かれたりもするけど、監督が加齢に対してはリアリティーをいっさい排除しているため、そういう感じではない。中谷さんが美しすぎて違和感を感じたりもしました。