お産について

西洋・科学ブームが去り、東洋・精神ブームが来たと思ったらまた若干西洋ブームへとバランスを取ろうとしているジャンル、それは出産です!

わたしも自他ともに認めるロハス(笑)ライフを送る女性の一人ですが、出産においてはまよいなく、医師が常駐しNICUなどの施設が完備されている専門病院を選ばせていただきました。なぜなら……自分の体力および子宮力および生命力その他に自信がないからです!

とはいえ、助産院や自宅出産を否定する訳ではありません。
でも、この世は本当に昔ながらのお産が可能な体力エリートだらけではないのです。
ぼんぼん産むけどそれなりに死ぬ……「自然分娩」なるもののブームに際し、こういったことをちゃんと考えて選んでいる人はどれだけいるのでしょうか?
また、それでも大丈夫!といえるだけ体を鍛え、健康な生活を送って来た人はどれだけいるのでしょうか?
知り合いの知り合いに、自宅出産をしたけれど大量出血で結局帝王切開という人が居ました。幸い母子ともに健康で良かったのですが、「その前に禁煙をしとこうよ……」と思ってしまった私はいじわるさんなのでしょうか。

確かに、考えなしに陣痛促進剤を使われるのが嫌、医師などがやりやすいからという理由で採用されたと噂の分娩台の形状がストレスで嫌、というのももっともだし、まあ不摂生でもなんでも医者に任せとけば安心という考えも微妙ではあります。

でも、なんでも西洋医学的アプローチが敵で、昔の人はこうじゃなかった! 医療行為はいらない! 体を動かせ! ヨガだ薪割りだ! 自然だ!と振り戻しが過ぎるのも洗練されていない。

(余談ですが、わたしが通うマタニティヨガでも助産院を推奨していて、まあ色々考え方あるからいいんだけど、会陰裂傷になった場合は医療行為ができないので、クリップで止めとくらしいです。それでいい人もいるかと思いますが、結構傷とか炎症起こしやすい質なので無理だなーと思いました。ここで感覚的に無理だなと思ったら自分には向いてないんですよね。その辺の察知力というのも大事です)

確かに当たり前の行為だけど、死ぬかもしれない事実もまた当たり前にそこにある。まあ当たり前すぎる話なんだけどさ。