お部屋を素敵っぽくしたいなら……

都会のマンション暮らしでお部屋をいい感じにするコツみたいなものが分かってきました。

  • あえて見せる収納にすればインテリアにもなるし物がどこにあるか分かって一石二鳥

これは嘘です。そもそも、あえて、から始まる教訓とかアドヴァイス的なものは基本うそんこです。一番は隠すことだね。もー中はぐちゃぐちゃでもいいからしまっとけ! しまえないものは布でくるんどけ!
うちは本棚をあえて見せることによってインテリアにもなるし本がどこにあるか分かって一石二鳥を狙ったんだけど、並んでいる本は「さおだけ屋は見た目が10割」とかの新書が9割。あと「NANA」などのいかにもけいはくそうな漫画! もー新書・文庫は背表紙のデザイン・フォントを各社統一してほしい。ダメならおまけしてほしい。

本を見せる収納にしてオッケーなのはデザインの本とか洋書だけです。そんな見た目重視で本なんて買えない。

  • ものは買うだけオシャレ度が減っていく。何もない部屋が一番素敵。

必要最低限の家具を頑張って高めなのを買ったら(その場合でもそんなに広くないのにイタリア物のテレっとした家具などを買うと、ホストの部屋みたいになるので注意が必要)あとは何も買わないことです。特に雑貨。ひとつひとつのアイテムが可愛くてもそれは心の雑貨屋さんに並べておくだけにとどめておいた方が良さそうです。一点で完成度が高くても、統一感なく買ってしまうとなぜかご当地キティをたくさん集めた地方のギャルの部屋みたいな安っぽさが加速。

  • タオルや食器は最初にある程度一気に揃えよう

タオルは、無印でもユニクロのホテルのでも何でもいいので最初に色を決めてまとめて買っとこう。食器も最低限のものを同じブランドで一気買い。

多色使いは初心者にはなかなか難しいです。

  • 買ったら捨てる

ひとつなにか買ったらひとつ何かを捨てなければならない。等価交換の法則です。

まとめるととにかく狭いマンション暮らし(広い人はなんでもいいからそのまま頑張れ)は、まとまったスペース作りがなにより大事ということです。余白を意識的に作ることで……なんか無駄にしてるようで勿体ない気がしますがそれはそうでもなく……素敵っぽい空間が演出されるのです。余白というのは、デザインでも大事です。名刺なども、フォントを小さくして余白を作るだけでおしゃれ職業っぽく、カレーなども大きな鍋に7割くらい作ることで料理研究家っぽく、お手紙も大きな紙の真ん中にちんまり書くことであいだみつをっぽくなりますからね。フランス料理のお皿の盛りつけなんかも同様ですね。