ご近所助け合い

今年はゆうじんちじんが出産ラッシュ。
そのうち在京(東京の方)の友達は、実家が遠かったりだんなさまが激務だったりするので、もう近所のおせっかいおばちゃん力でうざいくらい赤子の様子を見に行こうと心に決めています。


出産してから数ヶ月、今思い出してもリアルに過呼吸になるくらいノイローゼ気味の日々でした。実家の母は一ヶ月間、昼間ちょっとだけ手伝いにきてくれるのですが、本当の地獄はその後にあったね。


いっこうにベッドで寝てくれず泣きまくり、24時間だっこ。外に出すなって言うから家の中を、だっこしながらぐるぐる歩いていて、特に夕方4時頃には体力も限界で、子供もマックス泣きわめいていて、なのにご飯作らないといけないっぽいし、私も一緒に号泣っていうね。だって抱いてて座るのもダメ、立ち止まるのもダメだったんだよ。死ねる死ねる。

4時くらいからメールで夫に「もうだめなので出来るだけ早く帰ってきてください」と催促して、しばらくは8時くらいには帰ってきてもらってた。まーね、私が彼と同じ会社の人間だったら「さぼりやがってあんちくしょう」と思ってると思う。というか、まあ、それはしょうがないけれども本当のことです。

今が働き時なのに、でも家庭も破裂寸前と言うサイアクの状況。

今思えば、私、ご飯なんて毎日買ってくるとか出前でよかった。
実家に何ヶ月か帰ればよかった。


これは全部わたしが変な脅迫概念にかられていたからです。

でも夫は

「君にはつき合ってられないから、落ち着くまで実家でしばらく暮らしたまえ」

とか、きっと、言いたいときもあったろうけど、結局そういう風には言わなかった。家族と一緒に居たかったんだと思います。リスクをとってでも。

結局今思い返して、あれが最善だったかは分かりません。
でもね、彼のことを、なんだよ、って思ってた人がいるとするならそれは全部わたしのせいだから。これだけ言っとく。

子供が8ヶ月くらいかな?もっと後かな?やっと「ママ友」じゃない友達の輪が出来ました。
これによって本当に助かったことがたくさん。昼間ね、おしゃれなところでランチしたりとっておきのスイーツを持ち寄ってお茶するとか……そんなのは、まあたまにあってもいいけど、本質的には疲れるだけです。
そのお友達の輪によって、困ったとき子供を預けっこしたり、夕飯をおすそわけしたり、夫が帰りが遅いとき夜くらいまで一緒に居ておしゃべりしたり……もっと近くて(独身の頃だったら絶対にありえないと思っていた)素の部分での付き合いができた。これが一番助けになってると思う。
もちろんその友人達が、幸いにも似た趣味で常識と思いやりをもった人格だったってのも大きい。(ありえない感じの人だったらすぐさま心のSECOMの警備員呼んでたね)でも子育ての、しかも0歳児の育児ってのは絶対に1人では無理。都会の人付き合いってそれはそれで心地よいけど、若くて独身だったらすごく万能感があるんだけど、一度それをあえて破って、もっと近くてどろっとした関係性を作った方が救いになるかもしれないのです。もちろん親兄弟が居る人は、「迷惑かな」って思うだけ無駄なので甘えた方がいい。その甘えが自分の為にならないと感じたときに考え直せばいいのです。

……そして女はおせっかいなおばさんという人種に変貌していく、とも言えるな。
ま、だからこそ強いのかもね。

今年はたくさん新しい命に会えると思うと本当に楽しみ!