リアルに会うっていいな@書店サイン会

まあね、世代なんでね、人との接触はできる限り避けたいし、合理的でありたい。
リアル書店なんて店舗に在庫を抱えるというシステムが駄目。あと普通に定価だし。本はアマゾンで買うだろ常考」とか思ってたわけだよ。なんならマーケットプレイスとかね! いやうち結構本を買う人だから! もちろん道義的に良コンテンツにはお金を払う主義で。NHKもきっちり払ってるし。でもそれはある意味パトロンきどってるわけで家計を逼迫しないようにやりくりをしないともいけないわけで。


でそんなこんななあたしだけど、とある事情であるかたのサイン会のお写真を撮りに行ったのです。もうね、30分前から店は長蛇の列だよ。ぐるっと囲むように。


ほんで場所も言っても書店だからさ、狭いのよ。でも中にさ、白いテーブルクロスにきちんと、生花が活けてあって。上等なカラフェとグラスがあって。とてもおいしそうな上品な水を飲めそうな。すでにここで感動してしまった。だって、そこには愛があるじゃん。経費削減とか言われてて、エビアンのボトルでも置いとけばいいかもしれないじゃん。花とかも。なくてもこと足りる。が、やっぱ違うじゃん。書店で働く人もお客さんも、どきどきしながらその場をキレイにして待ってるのよ。


んで、ひとりひとりサインして、お話して、握手してて。
乙女が目を潤ませながら、必死に「握手して下さい」って言ってて。「おおやっと言えたな!よかったな!」って陰で思ったよ。元乙女のかたも季節感に溢れた封筒でファンレターを書いて渡していて。
せいぜい100人。100冊。10万とか、20万の売り上げ。
不合理といえばそうなのか?
いやそんなこという奴は全員のたれ死ねばいいよ!

大体ペン一本で、これだけ人の心を動かせることって本気で神様がくれたラッキーチャンスをものにしたすごい方たちだし、そうやって生まれた自分の心の美しいものを、直接伝えられるチャンスがあるだなんて、本当に素晴らしい! 人間が生み出したものは、当然だけど、人の手によって生まれたもの以上に素晴らしいものはないわけじゃないですかぁ。なんていうか論理が破綻してるけどグルーヴ感だけ読み取って欲しい。


アマゾンとかもさ、その結びつけ方が一部便利になっただけのものじゃんかー!

だからもっと書店は頑張れー。サイン会とか、セレクトショップ的な部分とかを!
まだまだイケル。そう思い直しましたよ。