編集、の周辺の雪かき就労者だけれども

のようなものだけれども、結局この仕事って何が何なんだとか思うと、書籍編集者とマンガ編集者なんてほとんど土佐犬とプードル(トリミング済)くらい違うし(どっちがどっちではなく、ギリギリジャンル犬だけど宇宙人が見たら同じ種とか思えなさそうという意味で)、最終的には3つのポイントにまとめられるような気がする。

  1. あくまでまとめやく。自分では生み出さない(出せない)

編集とか……って他人様にお伝えするとき、じゃー文章書くのとか上手いんですねといわれて困る、とは過去に書いた気がするが、本当に文章とか上手くないから、便宜上書くとしても、どこか本業じゃないから勘弁していっていう思いで書いている。もちろんそれはダメなんですが! あくまでまとめる。企画とか構成を考える。進行する。その上で自分で書いたり写真撮ったりするならしちゃう。人が作ったものに注文するのは得意だが、自分で書いたり撮ったりするととたんに[お前が言うな]な感じに……。

  1. ものを生み出す才能のある人へのルサンチマンとおせっかいが大事

で、結局は、ペンやカメラひとつで圧倒的なものを生み出す力のある人に対しての嫉妬みたいなもので成り立つんだなあって思う。多少なりとも、読めるし、面白いものを面白いとまで思える力はあると(ある程度)自負したいたとしても、絶対に自分では出来ないし、うらやましい、自分ってなんて矮小なにんげんなの!ぞくぶつなの!とかいう屈折した思いが原動力となっているような気がする。あとは、こんな才能がある人を埋もれさせてはいけない!世に知らしめねばならない!というおせっかいなおばちゃんパワーが……余計なお世話かもなんだけど、でもやはりそこ大事なのかなと。「やばいモノ(人)見つけちゃいましたよーフンガー」って編集長にプレゼンするときが一番脳内麻薬でてる。

  1. 金のにおいをさせる

これは特にまあ、編集長とかクラスで、雑誌とかに特有なのかもしれないけど、ある程度管理職になったら、必要なことですねえ。いくら凄腕だとしても、結局金を引っ張ってくる力がないと続かないし。だからあえて、金に迎合するスタイルをとると。で副編やデスクが「あの人のやり方は最低だ」とか飲み屋で愚痴ってがんばるくらいがちょうど良さそう。